三菱重工、「グローバルビジネスイノベーション部」を新設…インテリジェンス部門を強化

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三菱重工業は、10月1日付で、技術統括本部とグローバル事業推進本部の機能を融合した「グローバルビジネスイノベーション部」を新設すると発表した。

インテリジェンス機能などを新たに強化し、事業拡大やリスクマネジメントを支援することで、グループ全体の事業競争力を強化する。

グローバルビジネスイノベーション部は、技術統括本部イノベーション推進部が持つ市場・技術ニーズの分析機能と、グローバル事業推進本部海外事業推進部が持つ地域特有ニーズの調査機能を統合して発足させる。事業拡大・強化のための多様な戦略・アイデアを創出して、事業計画、技術開発計画づくりを支える。

同社グループでは、グローバル企業として成長していくため、事業環境の変化や技術トレンド、世界各地域特有の社会動向、市場・技術ニーズを継続的に調査し、グループとしての市場機会、リスクを分析することが重要と判断した。

革新的技術の開発支援などのイノベーション推進部に残る機能は、技術企画部に移管する。これにより、グローバル事業推進本部と技術統括本部の連携を強化し、市場・技術トレンドを踏まえ、グローバルなニーズに対応したイノベーションを推進する。

同時に、グループ営業推進体制を強化する。従来、国内事業総括部は、法人営業の総合窓口として製品の拡販支援などの業務を所管している。日本企業の海外進出に伴って、国内顧客の海外案件における新たなニーズが増加していることなどから、効率的な営業支援体制を整備するため、国内事業総括部を「グループ営業推進総括部」に改め、「国内業務部」と「法人営業部」を新設する。

同社は今回の組織改正により、グループ全体の事業競争力を強化し、「事業規模5兆円の高収益企業」を目指して、グローバル展開を加速する。

《レスポンス編集部》

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