人口当たりの交通事故死、マレーシアは域内ワースト2位

世界保健機関(WHO)によると、マレーシアの道路は域内で、タイに次いで最も危なく、路上の死亡事故の死者数が10万人当たり25人であることが分かった。

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世界保健機関(WHO)によると、マレーシアの道路は域内で、タイに次いで最も危なく、路上の死亡事故の死者数が10万人当たり25人であることが分かった。

タイでは10万人当たり38.1人が交通事故で死亡している。域内で最も安全なのはシンガポールの道路で、10万人当たり5.1人が交通事故で死亡している。域内の平均は10万人当たり17.91人となっている。

サラワク州クチンで開かれた、国際会議「ICRASH(International Crashworthiness Conference2014)」の開会式典で明らかにされた。マレーシア交通安全研究所(MIROS)は声明の中で、マレーシアで交通事故が多く発生する原因は道路インフラではなくスピード違反や後部座席のシートベルト非着用などドライバーの態度が影響していると指摘。昨年、マレーシアでは1日当たり18.9人が交通事故で死亡したと明らかにした。サラワク州での交通事故の発生件数は全国平均と比べて少なくなっており、人口10万人当たりの交通事故死者数は16.06人、1万台の車両に対して2.8人の死亡となった。全国では1万台につき2.9人が死亡している。年初6カ月の交通事故死亡件数は4,076件。性別では男性の死者数が女性と比べて6倍多いという。
2020年までに年間の交通事故の死者数は1万人に達すると見込まれており、交通マナーの順守が必要となっている。
(ザ・スター、8月26日)

千田真理子

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