セランゴール州のカリド・イブラヒム州首相は26日、スルタン、シャラフディン・イドリス・シャー殿下と面会し辞表を提出した。
カリド氏が同州与党・人民同盟(PR)構成党、人民正義党(PKR)の方針に反して居座っていた問題も、事態の打開に向けてようやく動きだした。
カリド氏によると、シャラフディン殿下は同州政治の安定を維持するためとして、適切な後任が決まるまでカリド氏に留任を求めた。一方、PR構成党には、カリド氏の後任候補として、少なくとも2人の名前を挙げるよう要望した。
PKRはアンワル・イブラヒム元副首相夫人であるワン・アジザ氏を推しており、友党の民主行動党(DAP)も同意しているが、同じく友党の汎マレーシア・イスラム党(PAS)は一応は統一候補として推す方針を明らかにしているが、党内の反ワン・アジザ氏勢力は根強い。