ブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)の出来高が20日、76億7000株となり最高記録を更新したと、ザ・スターが伝えた。
前日の19日も出来高が51億1000株で、最高記録を更新。これまでの最高は2007年2月の47億8000株だった。
総取引数の13%は、精密機器のグローバルテック・フォーメーション株で10.1株が取引された。また石油&ガス(O&G)のスマテック・リソーシズや、海運のPDZホールディングスの取引も多かった。
出来高は最高を更新したものの、売買代金は33億リンギ程度だった。20日の代表的株価指数FBM・KLCIは7日、1878.89ポイントだった。
関係者らは、出来高が最高値を更新していることについて、市場が調整局面を迎える可能性があると指摘。市場では出来高が増加しても、常に減少に向かう傾向にあるとの見解を示した。
出来高が最高となっても売買代金が少ないのは、小型株の取引が盛んに行われたことを示しており、出来高増加傾向も長くは続かない見通しだと分析している。