日本政府観光局が発表した7月の訪日外客数は前年同月比26.6%増の127万人と、単月過去最高となった。
これまでの単月過去最高は2014年4月の123万1000人だった。訪日外客数は5カ月連続で100万人超を達成、今年1月から7月までの累計で750万人を突破した。
夏の旅行シーズンに向けた訪日プロモーションが需要を喚起したほか、航空機の増便・チャーター便就航による航空座席供給量増加、大型クルーズ船の寄港などを背景に大幅増となった。
市場別では、中国と香港が単月過去最高となったほか、台湾、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナム、インド、米国、カナダ、フランス、ドイツが7月として過去最高となった。
また、韓国は6カ月ぶりにプラスに転じた。中国からはクルーズ船の寄港が相次いでおり、11カ月連続で各月の過去最高を記録するとともに、7月は台湾、韓国を上回り、最も訪日旅行者数の多い市場となった。
台湾、香港は18カ月連続で各月の過去最高を記録。タイやマレーシアは査証免除の効果で大幅な伸びとなった。インドネシアが前年の2倍以上、欧米豪も好調だった。
一方、出国日本人数は同2.8%減の141万4000人と、2カ月連続でマイナスとなった。