米国の自動車大手、クライスラーグループは8月18日、レイ・ビッグランド氏を、北米におけるアルファロメオブランドの責任者に任命すると発表した。
アルファロメオは1995年を最後に、米国市場から撤退。当時は品質面での問題を抱えており、販売不振から撤退を決断した。しかし、2008年3月、フィアットとクライスラーグループのセルジオ・マルキオンネCEOは、アルファロメオの米国市場再参入の意向を表明。そのための準備を進めてきた。
そして2014年4月、ニューヨークモーターショー14において、アルファロメオ4Cを北米プレミア。同時に、アルファロメオブランドの北米市場復活を宣言した。まず2014年6月、導入記念車の『4Cローンチエディション』を、500台限定で発売。およそ20年ぶりに、米国市場に復活を果たしている。
8月18日、クライスラーグループは、レイ・ビッグランド氏を北米におけるアルファロメオブランドの責任者に任命。同氏は引き続き、クライスラーグループの米国営業担当責任者と、クライスラーカナダの社長兼CEOを兼任しながら、アルファロメオブランドの北米での強化に乗り出す。
セルジオ・マルキオンネCEOは、「レイ・ビッグランド氏は米国とカナダで、優れたリーダーシップを発揮してきた。今回の人事を、喜んで発表する」とコメントしている。