【マレーシア航空17便 撃墜事件】原因調査に2週間超必要 証拠の50%は収集=内務相

7月18日にマレーシア航空(MAS)MH17便がウクライナのロシア国境付近で撃墜され乗客乗員全員が死亡した事件で、撃墜の原因を特定するための調査は今後2週間以上続けられる見通しだ。

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7月18日にマレーシア航空(MAS)MH17便がウクライナのロシア国境付近で撃墜され乗客乗員全員が死亡した事件で、撃墜の原因を特定するための調査は今後2週間以上続けられる見通しだ。

訪問先のウクライナから帰国したアハマド・ザヒド・ハミディ内務相は6日会見を開き、調査に必要な証拠の50%は集められたが、ドネツク近郊では犠牲者の遺体の一部の本国送還に向けた捜索、収容活動が続けられていると明らかにした。未だに不明となっている36体の遺体を発見する必要があり、半径20kmの捜索範囲を6つのエリアに分けて捜索が行われている。

墜落現場付近にある池でも、オランダやオーストラリアから派遣されたダイバーによる捜索が行われている。マレーシアの警察からも水中での捜索活動を行う訓練を受けたダイバー10人が派遣される予定だ。親ロシア派武装勢力とウクライナ軍の衝突が起きているため、捜査チームが現場に入るのに時間が掛かっているという。およそ500人からなる国際チームも現場の捜索に関わっている。

ザヒド内務相は墜落現場で、空になったスーツケースや犠牲者の所持品、コックピットの一部などを発見したと明らかにした。何者かが犠牲者の所有物を持ち去った可能性が高いという。現場では遺体を見ることはなく、親ロシア派武装組織のメンバーとも会ったという。

千田真理子

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