インド乗用車市場で約40%のトップシェアを握るスズキの現地法人、マルチスズキは7月31日、2014年度 4-6月期の決算を公表した。
同社の発表によると、売上高は1107億3500万ルピー(約1868億円)。前年同期比は10.8%増と、2桁の伸びを示す。純利益は76億2300万ルピー(約128億円)。前年同期に対して、20.7%の増益を達成している。
マルチスズキの2014年度 4-6月期の新車販売台数は、29万9894台。前年同期比は12.6%増と好調だった。
29万9894台の内訳は、インド国内が27万0643台で、前年同期比は10.3%増。輸出は2万9251台で、前年同期に対して38.7%増と大きく増える。
マルチスズキの2013年度のインド新車販売台数は、115万5041台。4年連続で年間100万台を突破したものの、前年度比は1.4%のマイナスだった。マルチスズキは、「コスト削減や現地化の取り組みが、為替相場の効果もあり、4-6月期の業績向上に貢献した」と説明している。