インドと日本、およびインドと韓国の間での自由貿易協定によって、安価な鋼鉄の輸入が実現したが、国内での生産には影響を及ぼしていないとエコノミックタイムスが報じた。
鋼鉄・鉱山省ヴィシュヌ・デオ・サイ長官はこの協定によって日本と韓国から安価で鋼鉄製品が輸入できるようになり、他国よりこれらの国からの輸入が今後増加するだろうと述べている。
ただこの協定が国内での鋼鉄製品の生産量の減少や生産許容量の圧迫等にはつながっておらず、2010年から2011年度の生産量は許容量8036万トンに対し7067万トン、また昨年は許容量9957万トンに対して生産量9702万トンとなっている。
インドは韓国と2010年1月に、日本とは2012年8月に自由貿易協定を結んでおり、ほぼ全ての製品で関税が無いに等しい状態となっている。