GLP、兵庫県西宮市に大型物流施設…2015年8月の竣工めざす

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「GLP鳴尾浜」 完成イメージ
  • 「GLP鳴尾浜」 完成イメージ
  • GLP帖佐社長による鍬入れ
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物流施設開発のグローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は7月3日、兵庫県西宮市で、大型の先進的物流施設「GLP鳴尾浜」を起工した。GLP鳴尾浜は2015年8月の竣工を目指している。

GLPは、日本、中国及びブラジルにおける先進的物流施設開発のグローバル・ロジスティック・プロパティーズ・リミテッドの日本法人。

GLP鳴尾浜は、兵庫県西宮市に位置する臨海産業団地の一区画に建設される、敷地面積4万8000平方m、総延床面積約11万平方m、賃貸可能面積9満2000平方mの5階建てマルチテナント型先進的物流施設。起工式には、設計・施工を担当する西松建設ほか関係者、およびGLP代表取締役社長の帖佐義之氏らが参列した。

GLP代表取締役社長の帖佐義之は、「『GLP鳴尾浜』はGLPにとって、関西で所有・運営する21棟目の物流施設となります。サプライチェーンの再構築による大型施設への借り替え需要に、Eコマースの伸長も加わり、このエリアのマルチテナント型大型物流施設の空室率は実質0%(CBRE Global Research and Consulting, Japan Industrial & Logistics Market View 2013 Q4から)になっている。

GLP鳴尾浜は、GLPパイルキャップ免震工法(特許取得済)による免震構造やバックアップ電源、地下水供給設備など、有事の際の入居企業の事業継続性を確保する数々の装備を採用する。また、全館LED照明とするほか、プレキャストコンクリートを採用するなど、環境に配慮した最先端の技術を駆使し、ライフサイクルCO2の大幅削減を図る予定。5階の共用スペースには、売店や本格厨房を備えたカフェテリアを設置し、快適な就労環境も整備する。同社ではGLP鳴尾浜に近い地域に「GLP神戸西」を2015年1月に竣工する予定。

GLP鳴尾浜の立地は、日本の5大港のうちの2港である神戸と大阪の間に位置しており、阪神高速道路5号湾岸線の「鳴尾浜IC」より1km以内という物流適地に開発される。阪神甲子園駅・JR甲子園駅から定期バスの運行があり交通の便が良いことに加え、周辺には武庫川団地があり、パートタイム従業員の募集に適している。

施設の特徴としては、GLP 鳴尾浜は、地上5階建ての各階に、大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイ2基を備え、10トン車で合計156台、4トン車で合計222台のトラックバース、450台の乗用車駐車場、16台のトラック待機場を設置しており、1フロア面積最大約1万9500平方mという大規模な倉庫スペースを有した汎用性の高い物流施設として、入居企業の作業効率を最大限にまで高める物流オペレーションの提案が可能。

更に災害時における事業継続性(BCP)を確保できる設備を備えている。

《山内 博》

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