フランスの自動車大手、ルノーは6月25日、アルジェリア新工場が2014年11月に生産を開始すると発表した。
この新工場は、2013年9月に建設工事を開始。新たに設立された合弁会社が、アルジェリア北西部のオラン郊外に位置するOued Tlelatに建設する。合弁会社は2012年末、ルノーが49%、アルジェリア国営自動車産業公社(SNVI)が34%、アルジェリア国営投資ファンド(FNI)が17%を出資して設立。
同工場では、ルノーグループの乗用車とLCV(軽商用車)を組み立て、主にアルジェリア市場で販売する。年産台数は、当初2万5000台を計画。最初に組み立てられる車種は、ルノーの小型車、『シンボル』となる。
6月25日、ルノーはOued Tlelatでプレスカンファレンスを開催。ルノーアルジェリア製造のCEO、Bernard Sonilhac氏は、「新工場は2014年11月に生産を開始する」と発表した。
工場は完成に近づきつつあり、すでに組み立て機械の据え付けが完了。量産開始を前に、試験生産の準備が整った。これまでに、およそ200名の従業員を採用。ルノーによると、すでにトレーニングセンターで研修を受けているという。