国連貿易開発会議(UNCTAD)が発表した2014年度世界投資報告書(WIR)によると、2013年にマレーシアに流入した外国直接投資(FDI)の額は123億米ドル(396億リンギ)で、前年比22.2%増加した。
流入額では、東南アジア諸国連合(ASEAN)内で第4位となった。トップはシンガポール、2位以下はインドネシア、タイとなった。アジアではマレーシアへのFDI流入額は第7位だった。マレーシアでは、持続可能な開発目標の達成に向けたセクターにおける投資額が十分ではなく、今後投資を増やすことが課題だという。
シンガポールへのFDI流入額は前年(2012年)比4.3%増加し、638億米ドルとなった。インドネシアへのFDI流入額は3.6%マイナスの184億米ドル、タイは20.9%プラスの129億米ドルだった。
世界全体のFDI流入額は9%増加し、アジア諸国への流入額は30%を占めた。また、発展途上国への流入額は6.7%増加した。
過去2年間に、アジアの発展途上国に流入したFDI流入額の上位10位は▽中国▽香港▽シンガポール▽インド▽シンガポール▽インド▽インドネシア▽タイ▽マレーシア▽韓国▽ベトナム▽台湾--となった。
(ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、6月25日)