日本の製薬会社大手、明治ホールディングスは11日、Temasek所有のMedreich社を2億9千万米ドル(172億インドルピー)で買収し、初めて日本の企業による製薬会社の完全子会社化を実現した。エコノミックタイムスが伝えた。
シンガポール政府が所有する投資会社であるTemasekは2005年に10億9千万ルピーでMedreichの株式25%を購入したが、今回の明治による買収によって約4倍にあたる43億ルピーの配当を得ている。
Medreich社はヨーロッパ、アジア、アフリカに向けてジェネリック医薬品を製造販売しており、ファイザーやノバルティスといった企業との取引を行っていることから、アジアを中心とした世界に展開することを目標とする明治にとっては参入の良い機会となる。
また1976年に設立されたMedreich社は75名以上の研究者を有し500以上の医薬品を製造しており、そのブランドと名前は変更しない意向だという。