公共陸運委員会(SPAD)と道路交通局(RTD)、クアラルンプール(KL)市議会と警察は4日、共同で、KL中心部における悪徳タクシー運転手の摘発運動を実施した。
これに対する抗議活動として、250人以上のタクシー運転手が多くの人や車が行き交うKL中心部のブキ・ビンタンにおいてタクシーの営業規制に反対するデモを実施。
多くの運転手がタクシーを路上駐車したために道路がふさがれ、およそ3時間に渡り交通がマヒする事態となった。
このデモの前にもタクシー運転手は抗議活動を行っており、当局は市民の生活に影響が出ないよう監視体制を強めている。
RTDはタクシー運転手に対して、指定のタクシー乗り場を利用するよう規制を設けており、交通の流れを乱さないように、利用者待ちのタクシー運転手がタクシーを離れることなどを禁止している。
摘発活動に抗議するなどの行動をとったタクシー運転手には法的な措置も検討するという。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、6月6、5日)