ユニバンスは5月21日、英トロトラック社と共同で、フルトロイダル トラクションドライブ機構におけるディスクとローラーの量産化技術を確立したと発表した。
フルトロイダル トラクションドライブ機構は、無段変速機(CVT)の動力伝達方式の一種。部品点数が少なく小型軽量化に有利であるほか、高速回転域での優れた駆動力伝達効率、アクセル操作に対するダイレクトな変速応答性など、従来のベルト式やチェーン式に比べ多くのメリットを持つ。
今回、フルトロイダル トラクションドライブ機構のキー部品であるディスクとローラーに対して、ユニバンスが駆動系部品製造で培ってきた、熱処理技術、表面改質技術、精密加工技術を活かすことで、耐久性を確保し量産化を可能にした。
両社は今後、グローバルの車両メーカーや変速機メーカーとともに、製品化を進めていく。