機械・造船業界牽制力ランキング、トップは三菱重工…パテントリザルト調べ

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パテント・リザルトは、独自に分類した機械・造船業界の企業を対象に、2013年の特許審査過程で、他社特許への拒絶理由として引用された件数を企業別に集計した「機械・造船業界他社牽制力ランキング2013」をまとめた。

集計の結果、2013年に最も引用された企業は、三菱重工業の3239件となった。最も引用された特許は、山形大学教授の城戸淳二氏、三菱重工業、ロームの共同保有となっている「有機エレクトロルミネッセント素子」で、後発の特許26件の審査過程で拒絶理由として引用されており、昨年に引き続き機械・造船業界で最も引用されている。企業別には、半導体エネルギー研究所の17件のほか、ソニー、パナソニックなどとなっている。

2013年に、三菱重工業の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は三菱電機で、ゼネラル・エレクトリック(GE)、IHIが続く。

ランキング2位はでダイキン工業の1790件、3位がクボタの1082件となった。

2位ダイキン工業の最も引用された特許は、「フルオロブテンからなる発泡剤およびプラスチック発泡体の製造方法」で、後発の特許10件の審査過程で拒絶理由として引用された。企業別でE.I.デュポンの9件、ハネウェル・インターナショナルの1件。

2013年に、ダイキン工業の特許によって影響を受けた件数が多い企業は三菱電機、パナソニック、三洋電機の順。

3位クボタの最も引用された特許は、「循環型施設栽培方法」で、後発の特許4件の審査過程で拒絶理由として引用された。企業別にはホンダの3件、FORSCHUNGSVERBUND BERLINの1件。

ランキング4位はIHI、5位が荏原、6位がコマツ、7位が村田機械、8位が川崎重工業、9位が住友重機械工業、10位が日立建機だった。

《レスポンス編集部》

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