日産ゴーン社長「為替の変動が2014年度のリスク要因」

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日産自動車 カルロス・ゴーン社長兼CEO
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日産自動車は5月12日、2015年3月期の連結営業利益が前期比7.4%増5350億円になるとの見通しを発表した。日産のカルロス・ゴーン社長兼CEOは同日の決算会見で「世界需要は緩やかに拡大する」とした上で、「為替レートが不安定であるということがリスク」と語った。

ゴーン社長は2014年度の全世界需要が前年度比1.6%増の8442万台になるとの見通しを示し、「米国はまずまず、欧州もしっかりと回復しつつある。もちろん大きく回復しているわけではないが、盛り返しつつある。中国は少なくとも7~8%成長しそうだ。多くの新興国市場も素晴らしい状況ではないが、ひどい状況でもない。全体需要は緩やかに拡大すると考えている」と述べた。

その一方で「為替レートが不安定であるということがリスク。日本円は依然としてどうなるかわからない、未知数。また多くの通貨を私どもは使っている。ルーブル、ルピー、レアルなど、これらの通貨が安くなると大きなリスクになる。為替の変動が2014年度の第一のリスク要因になる」と説明した。

《小松哲也》

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