ビィ・フォアード、長州出島にアフリカ向け輸出用中古車のストックヤードを設置

輸送船の初入港式典を開催中古自動車や自動車用部品の販売及び輸出入を手がけるビィ・フォアード(本社・東京都調布市、山川博功代表取締役社長)が、アフリカ…

エマージング・マーケット 中東・アフリカ

輸送船の初入港式典を開催
中古自動車や自動車用部品の販売及び輸出入を手がけるビィ・フォアード(本社・東京都調布市、山川博功代表取締役社長)が、アフリカとの関係を強めている。

(画像はプレスリリースより)

アフリカ市場での日本製品流通拡大を目指し、モザンビークのカーニバル参加や、ザンビアの郵政公社と業務提携し、さらにアフリカ向け輸出の需要拡大対応へ、山口県下関市の長州出島に輸出用中古自動車のストックヤードを設置。4月17日、輸送船の初入港式典を開催した。

ビィ・フォアードのアフリカ向け輸出は、2013年1月~12月の1年間で7万8209台と、総輸出台数94761台の82.5%を占める。タンザニア、ケニア、南アフリカ、モザンビークの主要4港に陸揚げし、内陸部を含むアフリカ14か国を中心に、輸出先を開拓・拡大している。

業界関係者ら約60人出席
輸出の主要拠点となる長州出島のストックヤードには、輸出向け中古自動車2300~2500台が常時保管しており、月間1500~1800台を輸出する計画だ。

入港式典には、中尾友昭下関市長、下関市港湾局の西村尚己局長、国土交通省下関港湾事務所の仙崎達治所長ら来賓のほか、港湾関係者、業界関係者ら約60人が出席した。

中尾市長は、港湾貨物の取り扱い増加、雇用創出といった地域経済の活性化に期待した。輸送船を運航するホーグオートライナーズ東アジア地域統括ゲイル・ベルガー氏は、主力船体のホーグトライデント号(6500台積み)を投入しており、以降も継続的に寄港できることについて「誠に光栄」と述べた。

山川社長は「今後も地域の期待に添えるように多くの車をここから輸出し、定期便を増やし、たくさんこの港を利用したい」と抱負を語った。

駐日タンザニア特命全権大使が本社訪問
また、式典翌日の4月18日には、東京本社に駐日タンザニア連合共和国特命全権大使のサロメ・T・シジャオナ氏が訪問。日本との経済的、文化的な親善交流の必要性を訴え、二国間のパイプの一つとして、ビィ・フォアードの役割に期待を寄せた。

これに対して山川社長は、現在約500人いるタンザニアスタッフの拡充や、日本とタンザニアのインターンシップなど人の交流、CSR活動など、さまざまな切り口で橋渡しできるよう努力すると伝えた。

さらに、ビィ・フォアードからタンザニアに、生活用品約9万8700点(約1400万円相当)を無償援助することが発表された。海運大手ホーグオートライナーズ(本社・東京都千代田区、小林潤代表取締役社長)の協力を得て、6月末頃までに現地に届けられる予定。

下関からアフリカへ!さらなる展開拡大に向け長州出島で中古車輸出拠点稼働

《アフリカビジネスニュース》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

Response.TV
  • 動画
  • 動画
  • 動画
  • 動画