インド民間航空管理局がスパイスジェットに対し格安運賃での運行中止を要請

インド民間航空管理局(DGCA)が格安航空会社のスパイスジェットに対し、航空産業に悪影響を与え、また航空旅客協会から非難を浴びる過失になり兼ねないとして、格安運賃での運行を中止するよう要請するという異例の措置を取ったとライブミントが報じている。

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インド民間航空管理局(DGCA)が格安航空会社のスパイスジェットに対し、航空産業に悪影響を与え、また航空旅客協会から非難を浴びる過失になり兼ねないとして、格安運賃での運行を中止するよう要請するという異例の措置を取ったとライブミントが報じている。

DGCA役員のラリット・グプタ氏はスパイスジェットの経営管理担当サンジーブ・カプール氏宛てに送った通達の中で次のように述べている。

「スパイスジェットがかつてエア・デカンの運行していた路線を販売するに当たって設定した、燃油サーチャージ込で最低1ルピーから1,499ルピーという航空運賃は、規定に反するものである。よって、直ちにこうした運賃設定を中止し規定に従うように要請する」

一方、インド航空旅客協会(APAI)はこれに対し冷たい視線を向けている。

「DGCAのような権威団体が行うのは安全性や適性の管理であって、営利の分野には関与できない。実際、航空会社が法外な金額を請求しようとした時でさえ、彼らは何の権利も効力も持たなかった」と代表のスダカール・レディ氏は語った。

スパイスジェットはDGCAに対し、サウスウエスト航空やライアンエアー、イージージェットといった格安航空会社と同様のことをしているに過ぎないと反論している。

編集部

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