4月の博鰲アジア・フォーラム年次総会開催に先だって、3月26日に最新版「アジア経済体競争力報告」が発表され、マレーシアは前年の16位から5ランク上がって11位となった。11位は前々回調査と同じランキング。
同調査はアジア太平洋地域37カ国・地域を対象に過去1年間の▽マクロ経済▽社会発展水準▽ビジネス行政の効率▽インフラ▽人的資源及びイノベーション能力--によって競争力を判断したもの。マレーシアはビジネス行政の効率性が6位、マクロ経済が12位と評価が高く、特に人的資本及びイノベーションが8位とはじめて10位以内に入った。一方、社会発展水準は27位と評価が低く、ポイント数は一位だった日本のほぼ半分だった。
ランキングトップは前回2位のシンガポールで、2位は韓国(前回4位)、3位は香港(前回1位)、4位は台湾(3位)だった。日本は7位で2ランクアップ。中国は1ランクアップの9位だった。
(星洲日報、南洋商報、3月28日)