インドとシンガポールは、シンガポール航空の大型旅客機最大800名の乗客を収容可能な2階建て大型エアバス『A380』を二国間で運行することに合意したと、「LIVR MINT」が伝えている。
このことは、国際的な大手航空会社がインドという巨大市場に参入するチャンスでもあり、デリーをハブ空港化するという夢の実現に近づく一歩と言える。
シンガポール航空インド代表のデヴィッド・ラオは「A380をインドで運行することは我々の熱望するところであり、より多くの乗客を集めることによって、今まで運行便が少なかったルートがより便利になるだろう」と述べている。
現状では、A380が運行可能な空港はデリー、ムンバイ、ハイデラバード、バンガロールのみだが、チェンナイでも間もなく運行可能となる予定だ。
これを受けてエミレーツ航空やルフトハンザ航空もA380のインドでの運行に意欲を見せており、インド人乗客の心を掴めるかが今後のインドの航空のハブ化を左右する鍵となるだろうと考えられている。