NXPセミコン、160度で使用できる角度センサーモジュールを発表…車載用パワートレイン、EGR向け

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今回の製品パッケージ
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オランダのNXPセミコンダクターズは、磁気方式の角度センサーモジュールの新製品『KMA215』を発表した。自動車のパワートレインやEGR向け製品で、車載半導体の品質規格である「AEC-Q100 Rev-G」と、「Single Edge Nibble Transmission(SENT)」規格の最新版「SAE J2716 JAN2010 SENT」に準拠する。

KMA215は磁気抵抗(MR)センサーブリッジと、ABCDプロセス技術で作るミックストシグナルICと、キャパシターとを1パッケージ化したモジュールで、出力はデジタル信号で発信される。なお、デフォルトの出力形式は「SENT2010-03.0us-6dn-npp-nsp-A.3」である。キャパシターを内蔵しているため、プログラムやキャリブレーションが済んだ状態で出荷することができ、角度センシングシステムとして車載機器ですぐに利用できるという。

KM215の特徴は、業界で一般的な摂氏150度を上回る最大摂氏160度の温度で動作可能である点だ。この耐高温性能は、EGR(排気再循環)用途に使用するために重要な温度仕様だという。また、巡回冗長検査(CRC)と誤り検出訂正(EDC)機能を備え、磁石損失および破断ボンドワイヤ検出機能を内蔵する。

《山内 博》

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