証券委員会(SC)は12日、13年版の資本市場年次報告を公表した。資本市場規模は前年比10.5%増の2兆7,000億リンギで、債券発行残高が1兆リンギ、
株式市場の時価総額が1兆7,000億リンギだった。
資本市場での資金調達は940億リンギと、資金取り入れの多くを賄った。うち社債発行による調達が91%を占め、残りが新規株式公開(IPO)によるものだった。
ファンド業界の資産運用残高は16.5%増の5,880億リンギ。増加に最も貢献したのは投資信託で、運用残高は3,360億リンギになった。
イスラム式資本市場の規模は8.8%増の1兆5,000億リンギで、資本市場全体の56%を占めた。スクーク(イスラム債券)でマレーシアは昨年の全世界起債額の69%を占めており、世界最大のスクーク市場の地位を保った。
SCは今年、国境を越えた債券取引、外貨建て起債を促進する。