「黒っぽいものに乗り上げた」として出頭の女、死亡ひき逃げ容疑で逮捕

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6日午後6時55分ごろ、宮城県名取市内の県道で、徒歩で道路を横断していた55歳の男性が交差進行してきた乗用車と衝突する事故が起きた。男性は収容先の病院で死亡したが、クルマは逃走。警察は後に出頭してきた63歳の女を逮捕している。

宮城県警・岩沼署によると、現場は名取市杉ケ袋付近で片側1車線の直線区間。横断歩道や信号機は設置されていない。55歳の男性は徒歩で道路を横断していたところ、交差進行してきた乗用車にはねられた。

男性は近くの病院へ収容されたが、全身強打でまもなく死亡。クルマは現場から逃走しており、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始したが、同日の午後9時ごろ利府町内に在住する63歳の女が「何かに乗り上げた」として同署へ出頭。女が運転していたクルマには前部に衝突痕があり、現場で採取した破片と合致したことから、自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

聴取に対して女は「何か黒っぽいものに乗り上げたと思ったが、人という認識は無かった」などと供述しているようだ。警察では引き続き事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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