東京都交通局は3月7日、都営地下鉄の全106駅でバリアフリー・ルートの確保が完了すると発表した。
駅のバリアフリー化においては多機能トイレのほか、スロープやエレベーターなどを整備し、入口からホームまで段差のない移動ルートを最低一つ確保する、いわゆる「ワンルート」の整備が課題となっている。都営地下鉄では8日に浅草線蔵前駅のワンルート確保が完了。15日の三田線春日駅のエレベーター使用開始をもって、全106駅のワンルート確保が完了することになった。
東京都の舛添要一知事は7日の定例記者会見で「今後は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会も見据え、乗換駅において効果の大きいエレベーターを優先的に追加整備し、バリアフリー化を一層加速させてまいります」と述べ、「ツールート」の整備も進めていく方針を示した。