エアバス・ヘリコプターズ・ジャパンは、警察庁へエアバス・ヘリコプターズ製ヘリコプターEC135P2+を2機納入したと発表した。
納入した機体は、警察庁へ納入後、大阪府警と福岡県警へそれぞれ引き渡された。今後、現在運用されている機体の後継機として配備される予定。
警察庁と全国の警察は現在、EC135が8機運用されているほか、BK117(EC145)も含め、合計29機のエアバス・ヘリコプターズ製ヘリコプターを運用している。今回納入したEC135P2+は、福岡県警で運用される始めてのEC13となる。
福岡県警では他にも、エアバス・ヘリコプターズ製AS365N2を1機保有している。大阪府警にとっては2機目のEC135で、他にEC135P1、AS365N2を保有している。
これらの機体は防犯・捜査・警備等の警察活動、救命救助、人員輸送など、幅広い任務に就いている。
エアバス・ヘリコプターズ・ジャパンのステファン・ジヌー社長は「EC135は警察分野においても好評で、堅実にシェアを伸ばしている。納入後も、最適かつ安全に任務を遂行できるよう、引き続き、部品供給、技術支援、訓練等を組み合わせたトータルなサポートを提供していく」と述べている。
EC135は、燃費性に優れた多用途向け軽量双発ヘリコプターで、エアバス・ヘリコプターズのフェネストロンをテールローターに採用する。同クラスでも低騒音性に優れており、人口密度の高い都市での警察活動、ドクターヘリ、報道、ビジネス輸送などで使用されている。国内では75機のEC135が運用されている。