日揮、ペトロナスより洋上LNG施設建設を受注…サバ州沖合、日本企業で初めて

日揮は14日、韓国サムスン重工業と形成したコンソーシアムがマレーシアの国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)がサバ州ガス田向けに計画している洋上液化天然ガス(LNG)プラント建設プロジェクトを受注したと発表した。

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日揮は14日、韓国サムスン重工業と形成したコンソーシアムがマレーシアの国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)がサバ州ガス田向けに計画している洋上液化天然ガス(LNG)プラント建設プロジェクトを受注したと発表した。

日本企業にとり初めての洋上LNG建設となる同プロジェクトは、ペトロナスがサバ州沖合のガス田向けに洋上LNGプラントを新設。マレーシアにとり2基目となる。水深1,000メートルを超える深海ガス田向けの洋上LNGプラントとして世界初の事例となり、海洋油ガス業界においても先駆的なプロジェクトだ。

ペトロナスは日揮のコンソーシアムを含む2グループに基本設計(FEED)契約を発注していた。2グループによる基本設計に基づいた競争入札の結果、日揮のコンソーシアムがEPCIC(エンジニアリング、調達、建設、据え付け、試運転)契約を受注した。日揮がプロジェクトリーダーとなり液化装置、サムスン重工が船体を担当する。

日揮はLNGプラントのトップ・コントラクターとして、今後も洋上LNGプラントを中心とするオフショア分野において積極的に取り組んで行く方針だ。

広瀬やよい

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