アーレスティ、自動車生産の伸びで受注好調、経常黒字に転換…2013年4-12月期決算

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アーレスティが発表した2013年4-12月期(第3四半期)連結決算は、経常利益が22億6600万円となり、黒字に転換した。前年同期は6500万円の赤字だった。

売上高は前年同期比16.3%増の913億4800万円と大幅増収となった。ダイカスト事業は、国内の消費増税前の新車駆け込み需要や、北米新車市場の伸張、日中関係の動向を受けて落ち込んでいた中国市場向けの回復などの効果で受注が伸びた。アルミニウム事業も二次合金地金の出荷量が同10.3%増と好調だった。

営業利益は、減価償却方法の変更や生産改善などの効果で同804.3%増の23億6800万円となった。当期純利益は38億8700万円だった。

通期業績見通しは、同社主要納入先自動車メーカーの増産が想定より多くなる見込みであることや、円安基調により想定為替レートを変更したことから、売上高は前回予想より30億円上回る1265億円となる見込み。

利益面では、北米で増産対応に伴う一時的な費用増により前回予想を下回る見込みであるものの、主に国内の増収に伴う効果、アジアの収益改善により、営業利益は7億円増の42億5000万円、経常利益が12億円増の39億5000万円、当期純利益が9億円増の50億円となる見通し。

《レスポンス編集部》

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