サラヤは、マレーシアで衛生関連商品を製造・販売するグッドメイドグループの全株式を取得したと発表した。2月末までに完全子会社化し、東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国における衛生関連商材の販売を強化する。
グッドメイドグループは、ASEANにおいて家庭用洗剤及び業務用洗剤などを販売している。
サラヤは2003年より海外での事業展開を開始。マレーシア、タイ、ベトナムを中心とするASEAN市場で日系企業を中心に高品質の衛生管理商品とサービスを提供してきた。タイに生産拠点を有し、日本及び近隣諸国への製品供給を行っていたが、ASEAN諸国の急速な経済発展に伴う衛生への関心の高まりを受け、現地市場に合わせた製品の製造・販売の拡大を計画。近隣諸国へのアクセスの良いマレーシアにASEAN事業本部の設置を進める中、ASEAN域内において製造設備と販売ネットワーク及びロジスティックスを持つグッドメイドグループの買収を決定した。
サラヤはグッドメイドグループをサラヤ・ハイジーン・マレーシアの傘下とし、ASEAN諸国への製造・販売拠点と位置付ける。グッドメイドグループが培って来た製造・販売ネットワークとサラヤが持つ研究開発力を融合することで同地域におけるソリューション・ビジネス・サービスを行う方針だ。