1月14日に発表されたアウディ『A3セダン』。同車は、よりコンパクトなアウディを望む日本ユーザーからのリクエストに答えたという。そのリクエストというのは、全幅だ。
16日に行われた同車雪上試乗会のプレスブリーフィングで、アウディジャパンプレセールス部商品企画マネージャーの田代友康氏は次のように説明する。
「B8型(現行)の『A4』が5年ほど前に登場したが、全幅が1800mmを超えるほどに大型化した。よりコンパクトなアウディを望むお客様は日本にすくなからずおり、アウディジャパンとして本国に全幅1800mmのセダンタイプのモデルを出してくれという要望をだしていた。このA3セダン(全幅1795mm)は、日本側の要望を具現化したもの」。
1996年の初代発売以来、A3シリーズは全世界で350万台を超えるセールスをあげており、アウディ全モデルに対するA3シリーズの販売比率は20%で、ブランド最大の量販車種だ。
日本においては、ハッチバックの「スポーツバック」を年間5000~6000台、セダンもほぼ同数の年間5000台という販売目標を立てており、A3シリーズで1万台超の販売を計画。アウディジャパンの2014年販売目標台数が3万2000台ということなので、A3シリーズが全販売数のおよそ3分の1を占めることになる。
アウディジャパンとしては特にクワトロモデルの訴求に力を入れたいとしており、「ユア・ファースト・クワトロ」をキーワードに積極的な露出を図っていくという。