昨年末のVGXにて『Joe Danger』を開発していたHello Gamesが突如発表し、同イベントにおける最大のサプライズとなった新作ゲーム『No Man's Sky』。自動生成される宇宙を行く大規模なSF探索ゲームとされている同作ですが、Hello Gamesの設立者Sean Murray氏が海外メディアEdgeのインタビューを受け、同作の更なるディテールを伝えました。
『No Man's Sky』は自動生成される宇宙を文字通り隅々まで探索することが最大の特徴となる作品で、プレイヤーはスペースシップに搭乗して無限に広がる宇宙空間を飛び回り、見つけた惑星へと大気圏を突破して降り立ち、さらに宇宙船から降りてその足で地上を進むことができます。地上での移動、スペースシップによる大気圏突破、宇宙での飛行といった要素が継ぎ目なくシームレスに描かれている点が驚異的なタイトルです。
Murray氏は、Hello Gamesが『Joe Danger』でも表現したような「レスポンスが良く、弾力があり、これぞコンソールゲームプレイ」と呼べるようなゲームを繰り返し求めてきたとコメント。「レスポンス、反応性、60FPSでの動作、これが『No Man's Sky』で我々が求めているものだ」と伝え、広大なワールドを持つ同作にて60FPS動作を目標としていることを明らかにしました。
また自動生成される宇宙を探索し、惑星や生態系の情報を他プレイヤーと共有できることも明らかにされている『No Man's Sky』。Edgeの記者から「ゲーム内の殆どの惑星が探索された場合、後発のプレイヤーはどのようにして同じゲーム体験を得るのだろう」という質問を受けたMurray氏は、「恐らく君は宇宙のサイズを低く見積もり過ぎてるだろう」と返答しました。
Marray氏は「もし地球上全ての人間が強力な宇宙船を所持し、宇宙にある全ての星の全ての場所に訪れようとしても、我々が生きている内に地図を作り出すことはまず出来ないだろう」とコメントし、『No Man's Sky』のワールドが実在の宇宙と同等の規模を持つことをアピール。また多数のプレイヤーが参加してきた場合には、全てを変動的に維持しプレイヤーのプレイアブルコンテンツが維持されるようなメカニックが存在するとヒントを与えました。
たった4人しか所属していないHello Gamesが手がける広大な宇宙探索ゲーム『No Man's Sky』。本作のキーポイントがこの自動生成システムにあることは明白で、プラットフォーム情報や発売時期も含め、今後さらなるディテールの公開に期待したいところです。