マハティール・モハマド元首相は26日、ナジブ政権は商品やサービスの価格を上げるのではなく、コスト削減をすべきとの認識を示した。
近年の物価上昇についてマハティール氏は、連邦政府が効率化を進めムダを排除することが重要だとコメント。政府による支出は増加傾向にあるが、会計検査院報告などを分析してコストダウンを図ることが大切だと述べた。例として政府が発光ダイオード(LED)電球を採用することでコストが半減できるとコメント。
政府は増税や補助金カットを進めているが、納税者の収入が増えない限りは手数料や税金の増加分に充てる余裕がないとし、生活費の上昇は収入の増加に伴って起きるべきであるとの考えを示した。
同氏は増税は段階的に行うべきで、事業契約なども増税の影響を見込んで考えることができるためロスを少なくとどめることができると述べた。
(ザ・サン、12月27日、マレーシアン・インサイダー、12月26日)