富士通テンは12月19日、同社が開発したIP無線タクシー配車システムを山陽電鉄グループの山陽タクシーに初納入したと発表した。
IP無線は携帯電話網を使うため通信エリアが広く、ビルの合間や高架下などタクシー無線の専用電波が届きにくい場所でも通信感度が高いことが特徴。また、無線免許や基地局の設備も不要で、導入費用も抑えることができる。
山陽タクシーでは、IP無線タクシー配車システムの導入を機に、利用客がスマートフォンで簡単に配車依頼ができる、完全自動配車の仕組みを構築し、全タクシーに無線と連動したカーナビを搭載するなどサービス向上を図っている。