日本政府観光局が発表した11月の訪日外客数は、前年同月比29.5%増の84万人と高い伸び率で11月として過去最高となった。
円安を背景に、訪日旅行の割安感が浸透したことや、東南アジアでの査証緩和措置などで、訪日外客数が増加したと見られる。
市場別では、中国、台湾、香港、タイ、インドネシア、ベトナム、インドからが11月として過去最高となったほか、マレーシアでは単月過去最高となった。
特に中国は9月から毎月過去最高を記録、個人旅行、団体旅行ともに急回復している。
東南アジアでは査証緩和効果が大きく、タイ、マレーシアを筆頭に高い伸び率となった。米国やフランスも堅調に推移した。
韓国は、原発汚染水問題などが現地で報道された影響もあって引き続きマイナスで推移している。
一方、1月からの累計は約950万人に達した。同局では「現状のまま推移すれば政府目標である史上初の1000万人達成が可能」としている。