マレーシア旧ジョホール王国の出土品、ネットオークションで流出

ケダ州にある8世紀のヒンドゥー寺院遺跡が破壊されたことが問題となっているが、ここジョホール州でも考古学的価値のある出土品が保護が受けられないままブラックマーケットで売り出されている。

エマージング・マーケット 東南アジア

ケダ州にある8世紀のヒンドゥー寺院遺跡が破壊されたことが問題となっているが、ここジョホール州でも考古学的価値のある出土品が保護が受けられないままブラックマーケットで売り出されている。

英字紙「ザ・スター」が報じた。オークションサイト「イーベイ(e-Bay)」などで、確認できるという。

多くの出土品は16世紀にコタティンギに建設されたジョホール王国の首都、ジョホール・ラマから発掘されたもので、金や銀、スズの硬貨、陶磁器、中国製磁器、武器類など。スンガイ・ジョホール隆起で地元民が発見したものだという。

ある5セン金貨は現在の5セン硬貨によく似ているが、ブラックマーケットで2,000-1万リンギで取り引きされているという。鳥や動物の形をした珍しい通貨は「イーベイ」でわずか59.90米ドルでオークションに出品されていた。
(ザ・スター、12月12日)

伊藤 祐介

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