日本初のリージョナルLCCを目指していたリンク、離陸前に失速…自己破産を申請へ

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福岡を拠点とするLCC(格安航空会社)リンクが自己破産することが明らかになった。12月9日に事後処理を中山栄治弁護士に一任し、自己破産を申請する意向。

リンクは、2012年4月に定期航空運送を目的に設立された。国内主要都市と近距離地方都市を結ぶ「日本初リージョナルLCC」を標榜し、座席数68~74席のターボプロップ機を導入した。初年度は、福岡・北九州~宮崎線、福岡・北九州~松山線の就航を計画し、7月12日に国土交通省へ航空運送事業の許可を申請するなど、2014年3月の就航を目指して準備を進めていた。

しかし、出資の引受先が決まらないなど、就航時までに必要な運転資金22億円を調達するメドが立たず就航計画を断念、自己破産することとなった。

負債総額は約9億円の見込み。

《レスポンス編集部》

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