ジェフ・ベゾス氏の宇宙開発企業ブルー・オリジン社 NASA有人輸送計画向けロケットエンジン燃焼テスト映像を公開

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ジェフ・ベゾス氏の宇宙開発企業ブルー・オリジン社 NASA有人輸送計画向けロケットエンジン燃焼テスト映像を公開
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  • (C)NASA

ブルー・オリジン社は、2013年11月20日にテキサス州で実施した新型液体水素・液体酸素ロケットエンジンの燃焼テストの動画を公開した。

実験はテキサス州西部のブルー・オリジン社の試験場で実施され、一連のテストは成功したという。「BE-3」液体酸素・液体水素エンジンでの試験は、同社の「ニュー・シェパード」宇宙船での打ち上げを模したシナリオになっている。エンジンはまず推力11万ポンド(49500キログラム)で145秒間の燃焼し、停止しておよそ4分半遠地点への慣性飛行を行い、再始動して推力2万5000ポンド(11250キログラム)で垂直着陸を行う。実験の日、BE-3エンジンは160回以上始動し、合計9100秒作動したという。

ブルー・オリジン社は、ボーイング、シエラ・ネバダ、スペースXと共にNASAの商業有人宇宙輸送計画(CCP)に参加する企業のひとつ。NASAのチャールズ・ボールデン長官は、9月にオービタル・サイエンス社のシグナス補給船による国際宇宙ステーションへの商業物資輸送打ち上げに成功後、NASAとパートナー企業とによる商業宇宙輸送計画の将来に楽観的な見通しを持っているとしている。2017年を期限としたロシアのソユーズ宇宙船利用の延長はないとの見解だ。

《秋山 文野》

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