スペースX ファルコン9ロケット初の静止衛星打ち上げへ

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スペースX社は、2013年11月25日午後5時(日本時間26日午前7時)、『Falcon 9(ファルコン9)』ロケットで初の静止商用通信衛星『SES-8』を打ち上げる。

SES-8は、インテルサットに次ぐ衛星通信大手SES社の静止通信衛星。Ku帯、Ka帯の周波数で、南アジア地域にDTH(家庭向け映像配信)、VSAT(超小型地球局向け通信)、政府向け通信サービスなどを行う。衛星はオービタル・サイエンシズ社が開発製造し、打ち上げ重量は3138キログラム、運用期間は15年の予定。

ファルコン9ロケットは、全2段の大型液体燃料ロケット。高さ68.4メートル、直径3.7メートル、フェアリグ部直径5.1メートル。ケロシンを推進剤に、第1段はマーリン1Dエンジンを9基使用した形態で、第2段はマーリンエンジン1基の形態となる。地球低軌道に13.15トン、静止トランスファ軌道に4.85トンの打ち上げ能力を持ち、米フロリダ州ケープカナベラル空軍基地の第40複合発射施設から打ち上げられる。打ち上げから3分で第1段エンジン燃焼終了、第1段を切り離し、4分でフェアリング分離、第2段エンジンを2回点火して28分後には2回目の燃焼を終了。打ち上げから33分で衛星を分離する予定だ。

スペースX社は、ファルコン9の打ち上げ費用を、2013年の標準的な価格では1回あたり5650万ドルとしている。ファルコン9での静止衛星打ち上げは今回が初となり、成功すれば年間20機程度といわれる商用静止衛星打ち上げ市場にスペースX社も本格参入することになる。
《秋山 文野》

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