日産自動車の英国法人、日産GBは11月12日、日産『NV200』(日本名『NV200バネット』)がロンドンタクシーとしての採用を前に、最終テストを開始したと発表した。
すでに米国では、ニューヨークのタクシー、「イエローキャブ」として活躍を開始したNV200バネット。イエローキャブでは2.0リットルガソリンエンジンを積むが、『NV200ロンドンタクシー』は欧州向けらしく、排気量の小さい1.6リットルガソリンエンジンを搭載する。
NV200ロンドンタクシーは、大人5名が快適に乗車できる空間を追求。後部座席には3名が乗車でき、その後部座席に対面して座れる、折りたたみ式の座席を2席用意。助手席は取り外されており、荷物スペースとして使われる。
日産は今回、NV200ロンドンタクシーのプロトタイプ車による最終テストを開始。日産は2013年末までに、NV200ロンドンタクシーの最終デザインを確定し、2014年後半からタクシー会社に販売する計画だ。
なお、NV200ロンドンタクシーは、通常のNV200バネットに対して、グリルやバンパーやライト類を専用デザインに変更。ひと目でロンドンタクシーと識別できるフロントマスクが与えられる予定。