【洗車の新常識】晩秋のブラシ洗車で“極意“を知る

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2WAYぶらしでワックスがけ
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  • 86コラボグッズ専用BOX
  • 吸水クロス(黄)
  • ハイルーフ用
  • タイヤ用

洗車好きや洗車のプロ、そして自動車ディーラーでも話題になっているボディを丸洗いできる高機能洗車ブラシが『B&Yシリーズ』。ハンディ・クラウンが企画、販売しているメイドイン東北の製品である。

その実力、信頼性はトヨタ『86』のコラボグッズとして採用され、1日に何十台ものクルマを洗う自動車ディーラーに特注品を納入していることからも証明されている。

今回はそんなB&Yシリーズの監修を行なっているモータージャーナリストの青山尚暉氏に、裏技を伝授してもらった。

タイヤまわり

タイヤまわりの汚れ落としについては、「一般向けのB&Yシリーズには、トヨタ86コラボグッズにあるホイールハウス&下回り用のブラシが現在はありません。しかし、『ハードブラシ タイヤ用』をもう1本、買っていただくことで流用できるのです。ウレタン巻きボディの全長が専用品より短いため、使い勝手はやや異なるのですが、ハードな毛材はホイールハウス&下回りの汚れを落とすのに適しています」。

ワックスがけもブラシで

ブラシがワックスがけにも利用できるという。「『2WAYブラシ隙間用』は、個人的にはワクシング用ブラシとしても使っています。本来、黄色いほうで隙間の汚れを落とし、黒いほうで黒い樹脂パーツに詰まったワックス汚れを落としますが、たとえばエンブレムの中、ボンネット上のウインドーウォッシャーノズル回り、鍵穴など細部の隅々にまでワックスをかけるのに適しています」。

ブラシでのワックスがけに特殊な作業は必要ない。「ワックスを黄色いブラシのほうに適量取り、ブラッシングするようにかけるのです。ワックススポンジやウエスではかけられなかった場所にまで、ワックスをしっかりとかけることができるようになります。拭き取りもまた、ブラッシングでOKです。プロの現場でも、細部のワックスがけにブラシを使うことがあるのです」。

ルーフ用ブラシの応用方法

トヨタ86コラボグッズになく、一般向けに用意されている『やわかるバーブラシ ルーフ用』もまた、多彩な使い方ができるブラシとしている。「本来はハイルーフ車のルーフに使うものですが、手の届きにくい大型車やロングノーズのスポーツカーのボンネット、大きなフロントウインドーガラスなどを洗うのにも効果的で、ハイルーフ車ではないユーザーにもお薦めしたいところです」。

「これから寒くなりますが、ルーフ用は柄の部分が長く、洗車するときに手が水に触れにくく、手が冷たくなりにくいメリットもあります」。

周辺用品の拡充も

「B&Yシリーズはブラシだけではありません。各種クロスやカーシャンプーもラインナップされています」と話す青山氏。

「スポットシャンプーは本来、『2WAYブラシ隙間用』とともに細部を洗うために開発した、スプレータイプで原液のまま使えるものですが、実はタイヤ&ホイール洗いにもぴったりなんです。洗車の手順としては、もっとも汚れのひどい下回り、タイヤ&ホイールから洗うのが鉄則なのですが、バケツに作ったカーシャンプーを使うと、ブラシを入れたときにシャンプーが汚れ、ブレーキダスト粉などが混入してしまいます。それでボディを洗うのは厳禁です。ですからもう一度、シャンプーを作り直す必要がある」。

「そこで、タイヤ&ホイールを最初に洗うとき、まずタイヤ&ホイールに水をかけてからスポットシャンプーとタイヤ用ブラシ、ホイール用ブラシで直接洗えば、そのためにシャンプーを作る手間が省け、またボディ用に作ったシャンプーを汚さずに済み、安全なだけでなく、効率的でもあるのです」。

イエローとブラックの2色には理由がある

ところで、B&Yシリーズのクロス類にはボディ用の吸水クロス、WAX拭き上げクロス、ウインドー用クロス、車内用クロスなどが用意されているが、各クロスに黄色と黒の2色が用意されているのが特徴だ。なぜ、2色あるのかを改めて聞いてみた。

「まず、吸水クロスで言えば、ボディ上面と下回りでは汚れ方が違い、自身の経験から同じクロスを使いたくないからです。同じ色のクロスを2枚使ったとしたら、どちらが上面用でどちらが下回り用か分かりにくい。そこで一目で分かり、汚れ方も加味して作ったのが黄色と黒の2枚のクロスなのです。汚れがひどい下回りは一生懸命洗ったつもりでも汚れが残りやすい。だから汚れの目立ちにくい黒です。ワックス拭き取り用クロスも考え方はまったく同じです」。

「ウインドー用にも黄色と黒があるのは、黄色はウインドー内側用、黒は外側用と分けて使ってほしいからです。ウインドーの汚れは内側と外側では大きく違う。もし外側用で内側を拭いたとしたら、かえって汚れを付着させ、くもりの原因になりかねないのです」。

「車内用にも黄色と黒があるのは、黄色はインパネやステアリング、ドア内張りなど、車内上面に。黒は足元、サイドシルなど下面用に使い分けてほしいからです。ここもまた、汚れ方が大きく違うのです」。

アイテム拡充は随時検討

そんな徹底したこだわりを持つB&Yはシリーズはこれで完結したわけではない。新しいアイテムを現在鋭意開発中で、「クルマはブラシで洗う!」というコンセプトの元、これからも洗車好き、洗車のプロのさらなる要望、悩みに応えていくという。そして自動車本体がそうであるように、既存のアイテムにも日々、改良、改善が重ねられている。

《レスポンス編集部》

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