ホンダ・エアクラフト、ホンダジェットの開発進捗状況を発表…試験機も公開

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浸水滑走路におけるエンジンの水吸い込み試験の様子
  • 浸水滑走路におけるエンジンの水吸い込み試験の様子
  • 氷点下40度の極寒冷下における機能試験の様子

ホンダの航空機事業子会社ホンダ・エアクラフト・カンパニー(HACI)は10月21日、小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」開発の進捗状況を発表した。

ホンダジェットの詳細について、米国ネバダ州ラスベガス市で開催されているビジネス航空ショー「ナショナル・ビジネス・アビエーション・アソシエーション(NBAA)2013」で公表した。

ホンダジェットは、米国と欧州の航空当局による型式認定に向けて開発が順調に進んでおり、今年7月には米国バージニア州にある米国航空宇宙局(NASA)の施設で、浸水滑走路におけるエンジンの水吸い込み試験を実施した。

また、9月には米国フロリダ州にある世界最大規模の環境試験設備を使って、氷点下40度の極寒冷下におけるシステム試験、エンジン始動、電気系と、アビオニクス(航法用電子システム)などの機能試験が行われた。

顧客に納入するホンダジェットと同一の内装を備えている認定試験用5号機は、客室システムの各種試験に用いられており、NBAAの期間中は展示エリアで一般公開する。

認定試験用6号機は、全機構造疲労試験が行われており、デリバリー前には機体寿命の3倍に相当する試験を完了させる予定。

一方、ホンダジェットの量産工場では、量産機の生産が行われており、量産ラインで現在、6機の組み立て作業が進められている。

《レスポンス編集部》

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