宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、米国ワシントンDCで開催された「第33回国際電気推進会議」で、JAXAの國中JSPECプログラムディレクターが、電気ロケット推進学会からストリンジャー・メダルを授与されたと発表した。
電気ロケット技術黎明期に、イオンエンジンの物理解明や宇宙作動実証に高い功績があったエルンスト・ストリンジャー博士の名を冠する同賞は、電気ロケット分野で顕著な業績をあげた研究者に贈られる。
國中氏は、JAXAの月・惑星探査プログラム(JSPEC)グループのプログラムディレクター。今回、マイクロ波放電式イオンエンジンの研究開発とこれを用いた「はやぶさ」宇宙機による、地球から小惑星の往復探査を実現したことが評価され、今回の受賞となった。