ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは10月9日、9月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は1万2970台。前年同月比は9.1％増と、引き続きプラスを保つ。
市場別実績は、信用不安の欧州が回復。欧州では9月、4464台を販売。前年同月比は11.3％増と、5か月ぶりに前年実績を上回った。地元ドイツも21.1％増の1608台と、12か月ぶりの前年実績超え。
また、米国は前年同月比13％増の3093台と、引き続き好調。単一国としては、12か月連続で中国を上回り、ポルシェの最量販市場に君臨した。中国の9月実績は、2820台。前年同月比は0.1％増と、伸び率が鈍化した。中国を含めたアジア太平洋/アフリカ/中東では、3.8％増の4758台を売り上げる。
9月実績を車種別で見ると、SUVの『カイエン』が6895台を販売。『911』シリーズは、およそ2000台を登録。『ボクスター』と『ケイマン』は、合計で2300台以上を販売した。
ポルシェの2013年1‐9月世界新車販売は、前年同期比14.7％増の11万9747台。同社のベルンハルト・マイヤー営業＆マーケティング担当取締役は、「9月は再び、予想を超える販売実績を残した。ポルシェは今、2013年の成長の最終段階にある」と述べている。
