中国・習主席が訪馬、ナジブ首相と首脳会談

ナジブ・ラザク首相は10月4日、マレーシアを訪問中の中国・習近平主席と首脳会談を行ない、両国間の包括的戦略パートナーシップを強化することで合意した。

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ナジブ・ラザク首相は10月4日、マレーシアを訪問中の中国・習近平主席と首脳会談を行ない、両国間の包括的戦略パートナーシップを強化することで合意した。

首脳会議では、経済及び貿易における両国間の協力を進める5か年のプログラムに関して意見交換が行われ、2017年までに二国間貿易高を3倍の1600億米ドル(5100億リンギ)に引き上げることを目指すこと、両国間の軍事交流を活発化することで一致した。スプラトリー諸島の領有権問題の当事国の一つであるマレーシアとの関係強化を強調することで、対立するフィリピンやベトナムを牽制する狙いがあるとみられる。

習主席は共同記者会見で、テロ対策や地域の安全保障に向けて共同軍事演習、特に海軍レベルでのパートナーシップを強化することで合意したと説明。両国間の平和と繁栄のための強固な環境をつくるものだと述べた。

ナジブ首相は、中国側がクアラルンプール(KL)-シンガポール間の高速鉄道、中国・マレーシア政府連携の欽州工業団地、マレーシア・中国クアンタン工業団地(MCKIP)に関心をもっていると述べた。

伊藤 祐介

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