【ジャカルタモーターショー13】商談成立の決め手は3列目?

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ジャカルタモーターショー13
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インドネシアで開催されているジャカルタモーターショー2013。会場ではショーモデルの展示だけでなく商談ブースも設けられ、展示販売会の役割も担っている。

乗用車会場で人だかりがあるのは、やはり人気の3列シートのミニバンモデル。クルマを前に購入を検討する客とセールスマンのやり取りをよく観察すると、時間をかけてじっくり検討している場所は、必ずと言っていいほどバックドアの前。3列シートを含めたトランクスペースの使い勝手など、販売員のほうも「ここを攻略できれば契約に持ち込める!」といった感じで説明にも力が入る。

会場には、売れ筋のトヨタ『アバンザ』、ダイハツ『セニア』を始め、ホンダは同会場で3列シート車の『モビリオ』を発表、そのほかにも、マツダ『VX-1』、スズキ『ERTIGA』など、各社そろって3列シートモデルを用意するが、ユーザーが一番気にするのは3列目あたりの使い勝手らしい。

主催者によると、今年のモーターショーには36の自動車メーカー(乗用車メーカー27社、商業車メーカー9社)が参加、期間中(19日-29日、10日間)の取引額は、5兆ルピア(およそ477億円)になるとの見通しだ。拡大する自動車市場に対して、政府は所得が低くても車を持てるLCGC(ロー・コスト・グリーン・カー)を投入して、更なる拡大を目指す。

もちろんモータリゼーションの拡大は手放しで喜べない、ジョカルタの都市部は慢性的な渋滞に見舞われて、更なる自動車の保有は更なる混乱を招きかねない。

ジャカルタモーターショーの開会式では、「台数の増加で渋滞が悪化する」と、政府が進めるLCGCに反対の意向を示していたジャカルタのジョコウィ知事に対して、ブディオノ副大統領が「知事の懸念は良くわかる、私には一緒になって問題解決を図る用意がある」と、公共交通機関の整備と自動車産業の発展、同時並行で進めていく方針を示す一幕もあった。

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