温水器などの電気製品のショートによる感電事故防止、一般家庭での安全対策推進のため、エネルギー委員会が新たな規制を導入する方針を明らかにした。
規制は、1994年電力規制36(2)で、一般家庭において漏電遮断器(RCCB)を温水器に設置しなかった場合は最高5,000リンギの罰金が科される。住宅開発業者に対して、RCCBの設置を義務付ける。感度電流が100ミリアンペア(mA)のRCCB設置を推進する。温水器に関しては10mAとする。
同規制は1994年に官報掲載されていたが、市場に100mAのRCCBが多く出回っていなかったことなどを理由に発効は見送られていた。
9日、クアラルンプール(KL)モントキアラにあるコンドミニアムで、日本人夫婦が温水器の漏電による感電事故で死亡し、遺体で発見された。夫がシャワーを浴びていた時に温水器がショートして感電し、夫の異変に気づき助けようとした妻も感電し死亡したと見られている。