UDトラックスは、新興市場向け『クエスター』の投入に伴って輸送事業者向けの顧客サポートを提供すると発表した。
顧客のトラック輸送をトータルで支援する「UDアフターマーケット・サポート」を展開し、新興市場の運輸事業者がトラックを最適な状態に維持するのに協力していく。
クエスターのユーザーは、同社の純正整備を受けることで、予期せぬ車両停止を軽減し、稼働率向上させるとともに、資産を保全することができる。UD純正整備は、同社が認定するサービス工場で受けられる。サービス工場では最先端のUD専用故障診断機器とUD純正部品を備え、質の高い整備を提供する。
また、クエスターにはテレマティクスを搭載。この無線通信ツールは、走行中のトラックから運行状態に関する情報を収集することが可能で、車両故障時の支援や予防メンテナンスの分析、使用実績に応じた整備スケジュールの作成などを通じて、顧客を支援する。
テレマティクスサービスを導入して、車両のモニタリングと分析を行うことで、コスト高の修理を未然に防ぐ。故障した場合でも、迅速に診断して原因究明できるため、運送事業者などは車両の稼働停止時間を最小限に抑えることができるという。
また、クエスターは、省燃費運転支援システムを導入しており、燃費の改善にも貢献する。同システムはドライバーの運転を即座に評価し、燃費ロスのない走行ができるようドライバーにアドバイスするもの。このシステムとドライバー講習を組み合わせることで最大30%の燃費低減を達成できるとしている。