西鉄、9月から3駅にタブレット導入…案内サービスを強化

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西鉄は9月1日から福岡(天神)駅など3駅にタブレット端末を活用した案内サービスを導入。多岐に渡るようになった駅での問い合わせ内容に対応する。
  • 西鉄は9月1日から福岡(天神)駅など3駅にタブレット端末を活用した案内サービスを導入。多岐に渡るようになった駅での問い合わせ内容に対応する。
  • 天神地区の商業施設や交通情報を集約した「天神アプリ」の画面。タブレット端末を使うことでインターネットを活用した迅速な情報提供が可能になる。
  • タブレット端末に導入するアプリケーション「はなして翻訳」の画面。外国人観光客にも対応する。

西日本鉄道(西鉄)は8月26日、タブレット端末を使った案内サービスを同社の鉄道駅に導入すると発表した。9月1日から天神大牟田線の福岡(天神)駅と柳川駅、太宰府線の太宰府駅で開始する。

同社によると、福岡県を訪れる外国人観光客や県外からの旅行客が増加傾向にあり、駅での問い合わせ内容も列車の時刻や運賃だけでなく、沿線の観光情報など多岐に渡るようになったという。こうしたことから同社は、従来のパンフレットなどによる案内に加え、タブレット端末を使った案内サービスを導入することにした。

端末は富士通製のドコモタブレット「ARROWS Tab F-05E」を使用。「はなして翻訳」や「筆談ボード」「Googleマップ」などのアプリケーションを使用し、外国人観光客や聴覚障害者にも対応する。

同社はタブレット端末の活用により、インターネットを使った案内情報の迅速な検索と提供が可能になるとしている。また、利用者と案内員の双方が画面を見ながら確認することで、外国人観光客に対してもきめ細かな案内を行うという。

《草町義和》

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