ユーロコプタージャパンは、DHCからユーロコプター製ヘリコプター「AS350B3e型」1機を受注したと発表した。
DHCが発注した機体は、初となるユーロコプター製機体で、現在運航している機体に加えて、空撮や人員輸送を始めとする多目的ヘリコプターとして2014年から事業運航を開始する予定。
AS350B3eは、性能を強化した機体の一種で、ターボメカの新型Arriel 2Dターボシャフトエンジンを搭載する。新世代FADEC(フル・オーソリティ・デジタル・エンジン・コントロール)やエンジンデータレコーダも採用する。整備コスト削減や、整備間隔の延長により就航率が向上が見込まれる。
AS350を含むエキュレイユファミリーは、国内では100機以上、世界では4500機以上が運航されている。これらの機体は、空撮、人員輸送、物資輸送、報道取材のほか、個人やVIP輸送機として幅広い用途で活用されている。
ユーロコプタージャパンのステファン・ジヌー社長は「当社は幅広い製品ラインアップから、各事業目的に最適な機体を提供するのに加え、自社による一貫したトータルサポート体制により、顧客の運航をあらゆる角度から支援する」としており、これらのサービス充実で受注拡大を目指す。