帝国データバンクは、8月26日発刊の経営情報誌「TDBレポート123号 業界動向2014-I」で、100業界231分野の業界動向を調査、2013年度の業界天気を予測した。
業界天気図は、各業界の生産や販売、売り上げ、収益動向などから景況感を総合的に判断したもので、最も景気が良い状態を「快晴」とし、「晴れ」、「薄日」、「曇り」、「小雨」、「雨」、最も景気が悪い状態を「雷雨」と7段階で表した。
2013年度の業界天気予測は、「快晴」がゼロ、「晴れ」が自動車製造、総合商社など11分野、「薄日」が戸建て、ホテル・旅館など49分野、「曇り」が建設機械製造、ファストフードなど88分野、「小雨」が石油化学基礎製品製造、造船など39分野、「雨」が調味料製造、紙・板紙製造など32分野、「雷雨」が一般電気事業者・卸電気事業者、居酒屋チェーン・ビアレストランなど12分野となった。
2012年度との比較で天気が「改善」したのが48分野、「横ばい」が175分野、「悪化」は8分野で、アベノミクス効果が波及することで、2013年度天気は好転する業界・分野が多い。自動車製造は円安が追い風となり輸出採算が改善、中国市場での回復も見込み、昨年に引き続き「晴れ」となった。